SPECIALIZEDの2006年モデル情報(続編)

先ずはTarmac(ターマック)。新しいBBやカーボン製のS-Works FACT Crankで軽量化。Dura-Ace搭載品と比較して270gも軽いそうです。
その他にも、一体型のBarmac FACT Bar/Stem、カーボンやチタンフレームで155gを実現したBody GeometryサドルのToupé Saddle、前後合わせて1550gのRoval Rapide Wheelsなど、さまざまなパーツを極限まで軽量化。

S-Works Tarmac SLを横から。

S-Works Tarmac SLは54cmサイズで895gという脅威の軽さを成し遂げました。というか、軽すぎてUCIの規定に引っかかってしまうらしい。まさに"Dream Bike"だとか。

公式サイトには｢ごめんリーヴァイ(ゲロルシュタイナーのエースですね)、新しいSLにもっと重たいパーツをつけてレースに出なきゃならないよ。｣
すごい自信です。

こちらはDura-AceをアセンブルしたTarmac。これならUCI規定にも引っかからないようです。

ほかにも10 Speed Ultegraを搭載したTarmac Expertなるものも有るようです。

Tarmac ExpertのUltegra。

ついで、Roubaix（ルーべ）。

これはS-Works Roubaix。Dura-Ace搭載でフロントフォークにはZertzエラストマー内蔵のようです。

Roubaix Elite。

お次は女性向けモデルについて。
女性向けRoubaixとも言うべきRuby（ルビー）がリリースされるのは既報の通り。
最上級モデルはカーボンフレームでかなり軽量化されている模様。

Ruby COMP。

Rubyのヘッドチューブ。
ロゴデザインもおしゃれ。


RubyにはRuby Proというモデルも確認されています。
COMPのところどころに赤を配したカラーリングです。

もうひとつ、Dolce（ドルチェ）というモデルも有るらしい。

アルミニウムフレームだが、フロントフォークにはZertzエラストマーが内蔵され振動吸収性能も高そう。
カラーリングもRubyと比べても女性に向いている感じ。


Dolceはヨーロッパでは以前からあったモデルで、Expert、COPM、Eliteなどがラインアップされている。ハンドルバーなどにもZertzを内蔵して、より快適に乗れるモデルのようだ。

僅かながらALLEZ(アレー)の情報も。

ALLEZ COMPと思われるバイクのヘッドチューブ部。
ゲロルシュタイナーのチームカラーで、ロゴシールもついてます。

こちらもチェーンステイにALLEZの文字が見えます。
105を搭載しているのが分かります。

前記事でも書いたLangster(ラングスター)は、ヨーロッパでは2005年モデルから出ていたようです。S-Worksモデルもあります。
2006年モデルは既に日本でも発売されています。

Tricross(トライクロス)に関しては特に新しい情報はなし。
Tricorssとは、街乗り、サイクリング、山岳ツーリングなど汎用性の高いシクロクロス。
タイヤも太めで、ポジションも乗りやすい。
Tricross COMPはコロンバスのE5アルミを使用。
シートステイにはベント加工が施されていて振動吸収性も高い。
フロントフォークはカーボンで、カンチブレーキ装着部に振動吸収用のゴムが巻かれています。

これらのモデルの多くは8～9月に発売されるとか。
日本への入荷も待ち遠しいですね。